富山ライオンズクラブ/Toyama Lions Club

ライオンズクラブとは

ライオンズクラブは単なる社交クラブでもなく、また、慈善団体でもありません。
各々のクラブが属する地域社会への感謝の意を込めて、グループ活動によるクラブ会員の力を結集して、人々へ奉仕を行う社会奉仕団体です。
清掃活動などの地域に密着した活動から、世界的な失明予防活動などの遠大なプロジェクトまで、常に地域社会のより良い未来を築くために取り組んでいます。
すべてのライオンズクラブは、ライオンズクラブ国際協会からチャーター(認証)されて初めて国際協会の一単位クラブとなります。
そして、クラブは、国際協会の取り決めた規則の下に運営され、会員の平等を原則『一人の英雄も作らず、一人の非協力者もない』自由と平和を守る人間関係を最大の目標とします。

ライオンズクラブ国際協会の目的

  • 世界の人々の間に、相互理解の精神をつちかい発展させる。
  • よい施政とよい公民の原則を高揚する。
  • 地域社会の生活、文化、福祉および公徳心の向上に積極的関心を示す。
  • 友情、神前、相互理解のきずなによって、クラブ間の融和をはかる。
  • 一般に関心のあるすべての問題を自由に討論できる場を設ける。
     ただし、政党、宗派の問題をクラブ会員は討論してはならない。
  • 奉仕の心を持つ人々が個人の経済的報酬なしに社会に奉仕するようはげまし、また、商業、工業、専門職業、
    公共事業および個人事業の効率化をはかり、道徳的水準をさらに高める。
  • ライオンズクラブのルーツ

    ライオンズクラブ国際協会は、1917年、アメリカ合衆国シカゴ市で誕生しました。
    創立者メルビン・ジョーンズは、当時シカゴの実業家でした。
    彼は、狭い地域に限られたビジネスクラブの活動範囲を、単に事業に関する問題から、地域社会や世界全体の福祉の問題にまで拡大する必要があると考えました。
    ジョーンズ自身が所属していた『シカゴ・ビジネス・サークル』もこれに賛同し、 アメリカ国内の類似のクラブに呼び掛けた結果、1917年6月7日、シカゴ市のホテル・ラサールのイースト・ルームで合衆国の各地から集まった約20名の代表者が最初の会合を行いました。
    そして、その年の10月8日から10日までの3日間、22クラブの代表者36名がダラス市のアドルファス・ホテルに集まって、第1回の大会を開催し、ここに正式に『ライオンズ協会』の名称を採用しました。
    設立からちょうど3年目の1920年に、アメリカ合衆国外の第1番目のクラブがカナダで結成され、協会の名前も『ライオンズ国際協会』になりました。
    その後、特に1950年代と1960年代を中心として国際的拡大を続け、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど、世界中でクラブの結成が相次ぎました。
    そして現在、ライオンズ国際協会は、193の国及び地理的領域に136万を超える会員を擁する、世界最大の奉仕組織の一つとなりました(2004年3月31日現在)。

    ヘレン・ケラー

    1925年、オハイオ州セダーポイントで開催された国際大会で、、ヘレン・ケラーはライオンズに「盲人のために暗闇と戦う十字軍の騎士」になるように呼び掛けました。
    このときから、ライオンズクラブは視覚障害者に対する奉仕に積極的に取り組んでいます。

    白い杖

    1930年、Lジョージ・Aボナム(当時イリノイ州ピオリアLC会長)は、ある日繁華街を歩いているとき、一人の盲人が交通ラッシュの道路を横断しようとして立ち往生している姿を目撃しました。 ボナムは、「自分は目が不自由なのだと、ドライバーに知らせる方法が何かあるはずだ・・・」と、『白い杖』を思いつきました。
    万国共通のあの白い盲人杖は、ライオンズの産物です。

    国連

    国際的な役割を広げる中で、1945年ライオンズクラブは、国連が非政府組織(NGO)の憲章を作成するのを助けるように求められました。
    そして、国連の相談役としての立場は現在も続いています。

    アイバンク

    日本ライオンズがアイバンク運動を始めたのは岡山県においてです。
    1961年7月、当時岡山LCの会員で、医師であり知事であった故L.三木行治は「耳には音を、目には光を」のスローガンを掲げ、自ら献眼登録第1号となって県民の前に範を示し、強力な運動を県下に展開しました。
    その後、多数のライオンズクラブがこれに共鳴し、アイバンク運動を推進しています。

    使用済み切手

    使用済み切手収集は、多くのクラブが奉仕活動として採り上げ、各種施設・団体に送っています。
    これらの切手は換金された後、盲・老人施設の拡充や開発途上国への医療従事者派遣に、あるいはきっての分類・整理作業自体を障害者のリハビリテーションに、といった具合にさまざまな形で役立てられています。
    日本における使用済み切手の主な受入先では、使用済み切手より、未使用切手、記念切手、外国切手または書き損じハガキ、使用済みテレフォンカードを歓迎する受入先もあります。